ドラマちっくな人生

まあまあドラマ好き。

ブルゾンちえみさんに捧げる「傾向と対策」

2018年を振り返ってみて、見過ごせないことがある。

ブルゾンちえみさんの勢いがなくなりつつある、という危機的状況だ。

 

2017年の「おもしろ荘」で残した鮮烈な印象、人気の勢いは今ではなりを潜めつつあるように思うのはわたしだけだろうか。

 

当時のあの、ゆりやんレトリィバすら、「キャッチ―で面白い」と嫉妬するほどの勢いだった。

 

今のブルゾンちえみさんを見ていて思うことを「傾向」と「対策」に分けて勝手に書き連ねてみた。

 

ブルゾンちえみの傾向1.ネタが面白いからこそ、消費が加速した

今の芸能人と、ひと昔前の芸能人。

人気という観点からすると、どちらが有利だろうか?どちらが人気者を生み出しやすいだろうか?

ここでいう「昔」とは、一般人が視聴できるメディアがテレビしかない時代。つまりインターネットがまだ広まっていない時代のこと。

インターネットの普及によって、芸能人の人気は持続しにくくなり、人気を保つのもずっと難しくなったと思う。

 

ブルゾンちえみさんのケースも例外ではない。

「おもしろ荘」で多くの視聴者の目に触れた後は、テレビの出演回数が増え、YouTubeなどの動画、ツイッター、インスタなどのSNSでその姿を幾度となく見ることが可能になった。

 

とりあえず「おもしろ荘」でネタをやる ⇒ 視聴者から人気が出て、テレビ番組の出演回数が増える ⇒ ネタ番組やバラエティで同じネタを何度もやらされる ⇒ 人気が加速する中で、ネット上でもネタの動画が見られるようになる&画像・プロフィールなどの情報を知ることができる ⇒ あんなに鮮烈な印象だった彼女たちのネタ・キャラクターがあっという間に消費され、飽きられてしまう

 

インターネットのない「昔」でも、芸能人が飽きられるということは十分にあっただろう。

でも、インターネットの普及や、テレビ自体の発展により、そのスピードがより加速してしまったことは確かだ。

 

「昔」であれば、テレビや映画、ポスターでしか会えない芸能人に対して、「もっと知りたい、もっと見たい」という飢餓感を持つことができた。それが人気の高揚や、維持にもつながっただろう。

 

今は「ブルゾンちえみが面白い!」と思ったならば、テレビ番組を楽しみに何日も待たずとも、自分でインターネットで検索すればいつでもネタを見ることができるのだ。

 

また、「人気」の源泉である「この人のことをもっと知りたい!、もっと見たい!」という思いも、インターネットで検索すれば、いつでも画像見たり、プロフィールなどの情報を知ることで簡単に満たされてしまうのだ。

 

ブルゾンちえみさんがリアルタイムでテレビに出ている間、それよりもずっと速いスピードで、ブルゾンちえみさんが本人の知らないところで消費されていく。

本人たちの動きが間に合わないぐらい、インターネットは芸能人の人気を素早く搾取して、消費していく。

 

コントや漫才などのネタがウリの芸人は、特にそうではないかと思う。

 

傾向2.魅力である「ネタ」をやる期間が短かった、そしてフリートークは不得手

ブルゾンちえみさんのキャリアウーマンのネタは、いままで誰もやっていなかった斬新なキャラクターで、女性の本音・共感を引き出した。

2015年にデビューし、2017年1月の「おもしろ荘」でネタを披露し、あっという間に人気が出た。

でもわたしの記憶に残っているブルゾンちえみさんのネタは、キャリアウーマンのコント2本と白いワンピース―スで「嫌いじゃない」というコントだけ。もっとあの斬新でリアルなキャリアウーマンネタを観たかった。

そのぐらい彼女のネタは面白い。

 

その一方で、バラエティ番組を見ているとブルゾンちえみさんは、フリートークはあまり上手ではないのかなあ、と勝手に思う。

 

あのキャラクターや、どぎついメイクやファッションなどで、しばらくはバラエティ番組や、CMに多く出演していた。さらにはドラマ出演も果たしていた。

でもバラエティでネタのように笑いをとることはあまりなく、メイクやファッションだけが上達し、芸人というよりはマルチタレントみたいになっている。

 

ネタが受けてメディアへの露出が増えてからが、芸人の正念場だと思う。

「欧米か!」で人気が出たタカ&トシの場合、あそこで人気が終わらず今でも安定した人気者として活躍できているのは、フリートークでも笑いが取れるからだ。

好きな芸人ランキングでトップになったのサンドウィッチマンだってそうだ。

 

芸人がネタで人気が爆発し、その後バラエティやCMなどの露出が増える、その後芸能界に残ることができるのは、フリートークができるかどうかにかかっているのだと思う。

そこでふるいにかけられ、芸人として安定した芸能生活を手に入れることができるのだ。

 

ブルゾンちえみの対策1.声を生かした仕事はどうですか?

ネタの面白さ、しゃべり方、見た目のインパクトは完璧、でもフリートークは苦手なブルゾンちえみさん。

フリートークが苦手ということは、何が起こるか分からない状況の中で面白いことが言える瞬発性や臨機応変さがないということだ。

逆に言えば、あらかじめ決められていることは高いクオリティで提供できるということにもなる。

 

ブルゾンちえみさんの場合、あのインパクトある見た目を生かしてCMやドラマへの出演、そしてあの声やしゃべり方の良さを生かして、ナレーションや海外ドラマの吹き替え声優の仕事を推したい。

 

あの声の良さ、しゃべり方の歯切れの良さは天性のものを感じさせる。

また、キャリアウーマンネタが面白かったのは、彼女の高い演技力によるものだ。

演技力、声の良さを併せ持ち、また海外ドラマが好きなブルゾンちえみさんに、海外ドラマの吹き替え声優は、ぴったりのお仕事だと思う(Wikipediaによると、吹き替え声優の経験はすでにあるようだ)。

 

対策2.美的センスを生かした「何か」

ブルゾンちえみさんの個性的なセンスは、目を見張るものがある。

コシノジュンコさんに憧れているらしいのだが、「濃い」服やメイクのセンスがあり独特のスタイルを築いている。

またインスタを見ていると、ポージングや表情などの見せ方もわかっているように思う。

さらにブルゾンちえみwithBのダイキさんも、ファッションが好きでおしゃれ。

そんなおしゃれな美的センスを生かして、インスタの写真をもっと極めたり、おしゃれ雑誌のグラビアを飾ったり、ファッションブランドとコラボしたり・・・そんな「何か」ができるのではないだろうか。

 

対策3.ブルゾンちえみwithBとして、ネタをやり続けたらどうですか?

キャリアウーマンのネタ1本で、デビューから間もなくすぐに人気が出てしまったブルゾンちえみさん。

下積みが長くてもなかなか売れない芸人がものすごい数いる中、これは本当にすごいこと。それぐらい彼女のネタは面白いということだ。

 

だから、あの感性でもっともっとネタを作り続けてほしい。

 

よく考えてみれば、デビュー後すぐに人気が出てしまっただけで、彼女はまだ新人といってもいいキャリアではないか?

だから「芸人」でいたいのであれば、フリートークが求められるバラエティ番組に出演するよりも、ネタをやり続ける場数(ネタ番組や営業、ステージ)を踏んだほうがいい。

それに、人気の低迷でwithB(ブリリアン)も共倒れになってしまうのは、なんか可哀そうじゃないですか・・・。

 

終わり

好き勝手書いてきたけど、たくさんいろんなモノを持っているブルゾンちえみさんの人気がこのまま埋もれてしまうのは、本当に勿体ないと思っている。