シロとクロとその間の世界

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夫の転勤に伴い、妻であるわたしは3ヶ月だけ一人暮らしをした

わたしの夫の仕事は転居を伴う労働条件となっている。つまり転勤族だ。

そして、そんな私の夫と結婚したわたしも転勤族である。

 

夫と結婚したあともそのままその地で仕事を続けていたわたし。夫はなかなか転勤の辞令もおりなかったため、そうすることができた。

しかし、辞令はあるとき突然やってきた。

いやいつかは来るというのはもちろん分かってはいたけど、でも全然辞令が来ないのでもう来ないと思っていた。

だからわたしもずっとここで働くんだろうなあって、まじめに信じていた。

それぐらい長い間、辞令がおりなかったのだ。

 

なので2月のあるとき、その辞令がおりたことを知ってまっこと驚いた(笑)。

4月から○○支社へ転勤とのこと。

 

そのときわたしは新卒で入社した会社で正社員をしていた。

その辞令を知ったとき真っ先に思ったことは、「やっと辞められる!!」だった。

 

わたし自身の仕事については、「退職」一択だった。

(このことについては、いまは後悔している部分もある。それはまた改めて書けることがあれば書きたいと思う。)

 

それでも正社員の仕事を1ヵ月後にすぐに辞められるはずもなく、わたしはその地で3ヶ月一人暮らしをすることにした。妻は引き継ぎ等含めて仕事を完了し退職した後、夫の転居先へ引っ越すということだ。

 

そこから発生するさまざまな用意をした。

夫は4月から転勤先の新天地へ、わたしは今の地で一人暮らしするために引っ越しを。

 

今思うと辞令がおりてから引っ越しが完了するまでの記憶が全くない(笑)。それぐらい必死だったのかも知れない。

 

そしてわたしは夫婦二人暮らしからいきなりひとりになり、ワンルームでひとり暮らしをする日々が始まった。

勤務先に近いマンスリーレオパレスを夫が選んでくれた。このマンスリーレオパレスが地味に便利だった。家具付きなので、自分の荷物は最小限に抑えられる。

テレビもベッドも、電子レンジもコンロもついている。わたしの入ったところには炊飯器はなかったので、家電関係はそれだけ購入(圧力鍋機能も付いている簡単な安いやつ)。あとこの部屋に持ち込んだのは、日用品と調理家具、衣類関係、それぐらいだった。しかも3ヶ月しか住まないので、衣類はワンシーズン分で済む。

 

はじめは3か月間もこんな暮らしをするのか・・・と思っていたけど、あっと言う間にその日々は終わった。

 

仕事をしていたこともあるけど、慌ただしく過ぎて行ったと思う。実はこの期間夫は長期出張で、引っ越し先からさらに別の県へ出張に行ってしまった(じゃあ引っ越しする必要あったの?)。そのため土日に会うこともない。

休日は買い物や散歩に行ったり、一人で淡々と過ごしていた。わたしは無趣味なので、家にいるときの過ごし方には少し戸惑った。ゲオで好きなドラマのDVDを借りて見まくっていた。それで何とか虚しさというか寂しさを紛らわせた。

 

よく考えてみればこの3か月間というのは、人生において奇妙な期間だった。仕事を退職することが決まっていて、新しい土地へ引っ越すことも決まっている。つまり「去る」準備のためだけに、3か月間だけそこに住むということだ。

目の前にある人間関係はすでに「終わり」始めていて、仕事はなるべく波風をたたせないようまとめてから後任者へ引き継ぐ。

もうこの地ではわたしは「いなくなりつつある存在」。

人生から切り離された3か月間。

 

そんな宙ぶらりんな状態でこの日々を過ごしていた自分をたまに思い出すことがある。切ないような、罪深いような気持ちになる。

 

こんなふうに日常から切り離されて、期間限定で一人暮らしをするなんてこれから先はないだろう。

そう考えると人生において不思議な、でも貴重な期間だったと思う。

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